【時系列順】台湾で作ったラーメン屋の設備トラブル一覧(2015年12月現在)

台湾で飲食店を開業したい人に警鐘を鳴らす為の記事です。

2014年9月に台湾・台北でラーメン屋「武藤」を開業しました。

推定20年以上の古い物件ということもあり、色々なトラブルを経験しています。

そのトラブルの歴史を自分の備忘録がてら紹介していきます。

台湾で飲食店を経営するリスクは、日本とは少し違う視点が必要かもしれません。

大型エアコンが壊れ店内温度28度を記録→修理

もともと店内についていた大型がある日、冷風がでなくなりました。
この大型エアコンにほぼ頼りきっていたので、客席の温度はたちまち上昇。

10月ぐらいの出来事ですがそれでも台湾は毎日30度超え。
客席温度は28度をマークし、毎日クレームw
働いてる方もしんどかった。

コンデンサーが壊れてて総交換。
この修理にかかったお金は25,000元(10万円)

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大型エアコン修理後に水漏れ

この大型エアコンを修理して2日ぐらいたったあと、水漏れ発生。
シャワーのように降り注ぐ水漏れで、営業停止に追い込まれる。

この水漏れで電気系統が壊れ、交換で5,000元(2万円)

2回目の修理後にまた水漏れ

修理もしたし、頑張って稼ごうと思った翌日また水漏れで営業停止。
サポートがあったから無料で対応してくれたけど、精神的にやられる。

結局エアコンに負荷がかかりすぎてるので、エアコンを増設せざるを得ない。
プラスキッチンの熱気が客席にくるので、エアカーテンでそれを防止。

この工事でかかったお金は60,000元(24万円)
エアコンの為に働く毎日。

ラーメンスープを作るガスコンロから火が出なくなる

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ある日突然ガスコンロから火がでなくなりました。
日本の業務用ガスコンロだと簡単に取り外して洗浄できるんだけど、台湾のは簡単にできない仕様らしいです。

業者さんに見てもらってメンテナンスしてもらうも、壊れてるらしく買い替え。
買い替え費用は4,000元(1.6万円)

客席天井からコンクリート破片が落ちてくる

ある日、客席から「ゴトッ!!」と大きな音が。
何事かと思って見たら、天井からコンクリートの小さい破片が落ちてくるという・・・

お客さんには当たらず、よかったけど非常に危ない状態でした。
業者に見てもらって、他の部分は大丈夫と言われましたがちょっと半信半疑。

店の鉄門シャッターに異物が挟まる→店に入れなくなる

いまの店の入口はシャッターになっています。
過去に動画で撮影したのが有ります↓
台湾で開業するラーメン屋!いよいよ物件の明け渡し | ラーメン開業記 in 台湾

完全自動で開閉式になっています。
なんとストッパー機能がなくて、異物が挟まってもそのままシャッターが降りてくる仕様でした。

ある日、従業員がシャッターの下に板をおいたらしくそれに気がつかないぼくはそのままシャッターを下ろしてしまいました。
次の日店に行くと斜めになったシャッターが・・・店に入れません。

業者をよんで修理。3,000元(1.2万円)

これは完全にこちらのミス。
台湾では自動ストッパーがあるシャッターが少ないらしいです。
台湾では、従業員がシャッターに挟まれた死亡する事件も過去にあったらしいです。日本の感覚でいると危ないポイントの1つですね。

電気の計測器がショート。断線して火花発生

朝の開店準備をしていたら、店中の電気が落ちる。
なんと、冷蔵庫とかも全部とまってしまう。

ブレーカーを入れるも反応がない。

冷蔵庫の食材が腐るので、慌てて電気業者をよんでもらったところ物件に電気を引いている大元の電線が切れたとか。。。

各家庭とかにありますよね?こんな計器。
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ここの計器の線が断線してしまいました。
見た授業イン曰く、断線したケーブルから火花が出てたらしいです。

凄く怖かったので、今の電気機器の配線が正しいかどうか徹底的に見てもらったんですが、問題ないと。
じゃあどうして断線するんだ・・?

このへんが知識がない分、もやもやっとして恐いところです。

切れたケーブルの処置をしてもらって5,000元(2万円)

ラーメンを作ってるキッチンの換気不良で一酸化炭素発生

これが1番キツいトラブルです。
いまキッチンにはコンロからの熱気を排出するダクトが付いてます。

が、こいつの性能が弱すぎてキッチン温度が45度を超える。
キッチン内で空気の循環が弱い部分に至っては50度近く。(マジで死ぬ)

働ける環境じゃなくなりました。
さらには一酸化炭素もあまり排出できておらず従業員が体調不良に。

即刻営業停止しました。
いま(2015年9月)は工事も決まって、少し安心してますが、このトラブルが発生したときは夜寝れませんでした。

工事は60,000元〜70,000元(24〜28万円)ほどになる予定。。。。

追記

83,000元払って工事。その後にラーメン屋を再開しました。

地下の客席天井から水漏れ

いつものように掃除して帰ろうと地下にあるカバンを取りに行ったら天井から水が。

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とりあえず応急処置だけして業者待ち。
まあ実害ないからとりあえずいいかなって感じであきらめ気味です。

追記

工事と一緒に水漏れ対策。

天井から落石Part2

ありえない・・・お客様に当たらなくてよかった。
1

2

大型エアコンまたも壊れる

また大型エアコンが壊れて修理代3,000元。。。
払いましたよ・・買い換えようかな。

台風で看板破損

台風で看板大破!!!手抜き工事を疑いましたが、両隣、その隣も壊れたから、風が強くあたった場所なのかな・・・

追記

13,000元払って看板の修理完了。ついでにデザイン変更しました。

水槽のポンプ故障

台風の影響で水がでなくなりました。
調べると、このエリアの水道を引っ張っている水ポンプの故障だとか。
近隣住民とわけあった修理代、820元

水パイプも破損

水ポンプ直しても水がでなくて、再度調べたら、こんどは水が流れるパイプも台風で破損しているって笑
これも近隣住民と修理代をわけあって500元。

店外の天井ライトが爆発

中国じゃないんだぞ。1680元払って修理。
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大型エアコン、4度目の故障

うーんこの。
ちょうど冬がきたので買い替え前提に、修理しないことにします。

台湾で起業したラーメン屋の売上、失敗した2号店の事情を公開!

台湾ラーメン屋の起業記録

2014年に台湾・台北で起業したラーメン屋「武藤拉麺」の全売上を有料にて公開しました。
リアルの売上額や以下のことを書いています。
【目次】

  • 店を開業するのに投資した費用
  • 最低利益率と最高利益率について
  • 営業情報(坪数、営業時間・・等)
  • 就労ビザについて
  • 台湾での飲食店起業はアリかナシか?

そのほか購入いただいた方からの質問の回答なども盛り込んでいます。

これまで150部以上買っていただいております。興味がある方はぜひどうぞ!

2号店の失敗、その損失と教訓について

-2019年10月-
ラーメン屋2号店を立ち上げるも4ヶ月で撤退。その理由は?損失額や反省、教訓を公開しました。

【目次】

  • 第一部:2号店の損失額(開業費、運営費用、撤退費用)
  • 第二部:店舗探し〜開業〜閉店・店舗売却までのタイムライン
  • 第三部:2号店失敗の分析、これから開業する人に知ってほしい教訓
  • 番外編:5年の経験と2号店の失敗を経ての「海外ビジネスの難易度」

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