
台湾で進まない新メニュー開発・・・
どうも、台湾で武藤拉麺を経営しているデグです。
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台湾人ってどれぐらい日本に来ているか知っていますか?
突然なんですが、台湾人が1年間にどれぐらい日本に渡航しているかご存じですか?
2015年の来日は、367万人
これは中国、韓国に次ぐ訪日の常連国ベスト3に入ります。
367万人というと日本の横浜市と同じぐらいの規模。
1年で横浜市の全住民が台湾にいった、と聞いたらすごい・・・(?)
人口に対して驚異的な日本への渡航比率
しかも台湾の人口はそんなに多くないんです。2,300万人ぐらい。
参考:台湾の人口
なので1年で台湾の全国民の6人に1人が日本に来ている計算ですね。
もちろん何度も行くリピーターさんもいるんでしょうが、それにしても凄い。
しかも、爆発的な伸び率こそないものの、毎年着実に台湾人の訪日数は増加しています。
2013年から、220万人→280万人→360万人といった具合です。
参考:統計データ(訪日外国人・出国日本人)
円の為替動向にも左右されると思いますが、LCCの就航増加によってレートを無視できるぐらいの安さで航空券が買えるようになっています。
もはや新幹線で台北から高雄に行くより日本行きの航空券の方が安くなってきてます。
このことを考えると今後も日本に行く台湾人は増えることは間違いないものだと思われます。
毎年抽選でワーキングホリデー!?
それに加え、台湾人の日本人気が現れてるなと思うのがワーキングホリデー制度です。
台湾でワーキングホリデーに行く国で人気があるのは圧倒的にオーストラリアですが(ビザ発給が無制限)これは短期間の出稼ぎに行くという感覚が強いです。あとは英語習得ですね。
次いで人気なのは日本へのワーキングホリデー。
こちらは日本との協定で毎年5,000人とビザの発給枠が限定されています。
毎年、前期後期で枠を半分ずつ提供してるのですが、これが毎回抽選になるほどの人気なのです。
※うちのスタッフもワーキングホリデーに申込んで当選しました(ハズレてほしかった)
このことを考えると、台湾という国は1年間枠のビザを引っさげて毎年5,000人が日本に渡航してくる国とうことです。
日本に渡る台湾人、彼らの主な仕事は?
だいぶ前置きが長くなったんですけど、ようはこれだけ日本にくる台湾人がいるのだから、ここにビジネスチャンスがあるのではないだろうか?と思うわけです。
ぼくの場合、台湾人観光客よりもこのワーキングホリデーで日本にくる台湾人に対してその可能性を感じています。
武藤拉麺のスタッフでも今年2名ほど日本へワーキングホリデーに行くわけですが、当然仕事を探しています。
でも日本での仕事がもうホテル(旅館)か、飲食店、この2業種しかないのかよ!と言ってしまうぐらい他の仕事がありません。
1番多いのは住み込みのホテル(旅館)で1ヶ月16万円ぐらいの求人ですね。
日本は外国人が賃貸契約しようと思うとハードルが高いですから、自ずと住み込みの求人に人が流れていくのもうなずけます。
日本では外国人観光客の激増(特に中国人)の影響を真っ先に受けるのは、サービス業ですからそういう求人ばかりになってしまうのは分かるんですが。。。
「日本にまで行って、中国語使って中国人対応したくない」
と、彼らは言うんですね(笑)
台湾人がやりたい仕事は?
ここでギャップが生じているわけなんですが、そもそも彼らが日本に行きたいのは覚えた日本語を更に上達させ、日本の会社に入りたいという気持ちがあるからです。
しかし、現状の日本では、外国人対応(特に中国人)の為に台湾人の中国語力が必要・・・というマッチしていない現状。
じゃあ日本でどんな仕事やりたいのよ?って聞いたら、こんな求人を見せられました。
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ああ、なるほどホワイトカラーの仕事がやりたいのねと納得です。
ということは、台湾人向けにホワイトカラー求人に限定した人材紹介サービスでもやればすぐ人気になるだろうなと思いました。
日本の企業が台湾人を必要とするシーンは?
しかし逆に日本企業が台湾人をホワイトカラー職で雇用する場合どんなメリットがあるんでしょうか?
考えてみたんですが、ぼくが思いつく限りでは、台湾・中国圏へのeコマースぐらいしか無いですね。
台湾人スタッフに中国のタオバオの翻訳頼んだり、逆に出店したり?
加えて、台湾にも楽天が進出しているので、台湾楽天モールへの出店など。
あとは台湾は半導体事業が盛んですから、そのあたりの営業職とか?
でもこれ、わざわざ日本現地で台湾人を雇い入れるメリットには直結しないですよね。
Webで完結することなら、日本にきてもらうより台湾にいてもらいながら仕事をお願いしたいものです(そのほうが安い)
営業職にしたって、台湾にいる人にスポットで外注したほうが安上がりです。
やはり日本に渡る台湾人の仕事は、当面ブルーカラーがメインなのか?
サービス業、介護、保育・・・・など日本人自体に不人気の業種がまず外国人に開放されるであろうという世論を見る限りこの流れは覆せないのかなぁ、と考えこんでしまいました。
出た結論
色々考えた結果、うちの台湾人スタッフには「日本語ができるだけで日本に行ってもホワイトカラーの仕事はほとんどない」と言うようにしています。
悲しいですけど、コレがいまの事実なのかなぁと思ってます。
どなたか!台湾人が日本で活躍できるシーンってまだまだこんな場面があるよ!っていうのを教えてくれるとうれしいです。
もし、自分が気がついていない台湾人の活躍の場があれば、台湾人がどんどん日本に行くという事実をチャンスにしてみたいものだと思っています。
というお話でした。
fa-comment-o台湾人嫁ボニーのコメント
