
めっちゃムカついたけど、これはうまいなーと思った営業方法に出会いました。
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やられた!こんな営業方法があるのか
今回はある台湾業者に一本取られた話です。
過去にうちの店はありとあらゆるトラブルにあってきました。
上記の記事はいつの間にか更新しなくなってましたが相変わらずトラブルは多いです。
むしろトラブル対応こそ仕事です。
つい先日も冷蔵庫が冷えなくなりました。
冷蔵庫が冷えないってヤバいですからね、食材が全部腐ってしまうわけですから。
急いで修理だ!ということで業者探し。
(ちなみにトラブルにあうと面倒くさいのはお金かかることではなくて業者探しなんですよ。お金も痛いけど。)
そんなとき目についた冷蔵庫の「修理業者の連絡先」シール・・・・
飲食店にある冷蔵庫ってこんな感じの冷蔵庫なんですよね。
そして、その冷蔵庫にこんな風に修理業者のシールが貼ってあります。
これ勝手に貼られたヤツです。
知らない人が冷蔵庫に勝手にシールを貼っていく?
勝手に貼っていくって意味わからないですよね?
台湾人の業者が突然店にきて勝手に貼っていくんですよ(笑)
どんなふうに貼っていくかって「ニーハオー!」って元気に挨拶して、悪気なーく冷蔵庫にシールを貼って「何か困ったら連絡してねー!」って去っていくんです。
人の店に入って冷蔵庫にシール貼っていくんじゃねー!って最初は怒っていましたが、台湾生活2年を超えるとそんなこと気にならなくなってしまうんですよね。
怖い怖い。
それで話を本題に戻しますと「冷蔵庫が壊れた!」という突然のトラブル、冷蔵庫修理業者を探さねば!という時にこの勝手に貼られたシールが目に入るんです。
あなたならどうしますか?
なんだか悔しいですよね、勝手にシール貼ってきたやつの思うツボですから!
でもここに電話すればすぐ解決できるんですよ。。。。
ぼくは負けました。
スタッフにここに電話して直してもらって、とお願いしました。
すぐに来た修理業者!でもちょっと高い・・・
昼過ぎに電話してその夜には来てくれました。
対応早いなぁと思い修理代を確認。
台湾業者:「これは冷蔵庫の空気を冷やす液体がもうなくなっちゃってるねー、補充するよ修理代は3,000元ね」
ん・・・ちょっと高くねーか?
この冷蔵庫20,000元で買ったんだけどなぁ「もしかしてぼったくり?」という疑惑を抱えながらもこちらは冷蔵庫に入ってる食材が危機なのでお願いしました。
ちなみに修理というか、なんか液体を補充しているだけでした。
一応色々見てくれはいましたが。
液体補充後、無事に冷蔵庫は元通りに冷えてくれ、ようやくひと安心。
台湾業者:「ちなみに電子基板もちょっと壊れてるから交換したほうがいいよ、修理代は2,800元ぐらいかかるけど」
あーこれはあかんやつか・・・と思い、その修理はお断りしました。
翌日、冷蔵庫を確認したら何だか以前より冷えが弱いような・・・・
そんなモヤモヤが残る修理を経験しました。
シールを張る営業方法は理にかなっている?
3,000元の修理代もったいなかったなーというムカつきの中、この営業方法すごいなーとちょっと関心してしまいました。
おそらく台湾にはポスティング業者ならぬ、シール貼り代行業者がいるのでしょう(笑)
台湾メーカーの冷蔵庫は日本のホシザキなど大手メーカの1/3ぐらいの値段です。
安いので非常に故障が多い(はず)
あと台湾独特の風習なのですがアフターサービスがないんです。メーカーに直接申し込んだら、もしかしたらあるのかもしれませんが少なくとも新品の冷蔵庫を買っても何もサポートを勧められません。
なのでこういう町の修理屋さんみたいなのがたくさんいるんですよね。
シールさえ貼れば仕事がどんどんくるのでは・・・
例えば、1,000台の冷蔵庫に自分の電話番号のシールを貼ってあれば毎日のように修理依頼がきて普通に儲かりそうって思いました。
1,000〜3,000元の修理を毎日受注できれば、台湾人の平均月給よりはるかに多く稼げます。
ずさんな対応してクレームがでても関係なし!また次の壊れた冷蔵庫が現れるから(笑)
修理を急いでいる人は少し割高でもスピードを重視するっていうことがよくわかっている仕組みだと思います。
冷蔵庫が壊れて食材がやばいのに相見積もりとか取ってられないですからね。
「必要な時に自分の存在がしっかりアピールできる素晴らしい手段だ」そんな風に考えてしまったぼくは大げさなのでしょうか。
いやー、あのシールが目に入ったときの衝撃はなかなか忘れられそうにありません。
感心してしまった出来事です。
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