
台湾でラーメン屋を開業して7ヶ月たっちゃいました
ブログ書く時間を、趣味(パズドラとか)にあててたら更新が約3ヶ月ぶりになってしまいました。
ちゃんと生きてます!心配して会いに来てくれたかたもいました。凄く嬉しかったです。
台湾、台北市でラーメン屋「武藤拉麺」を開業してもう7ヶ月経過しました。
本当にあっという間に過ぎ去った日々。。。
その間、15名以上の日本人の方がこのブログ経由で会いにきてくれてます。
わざわざ内湖までありがとうございます。
今の僕なら業者や会計士の紹介、その他諸々のアドバイスなど力になれると思うので気軽に連絡ください。
今回は台湾での起業の1つのケースとして、結局どれぐらい売上をあげられたのか?というところを公開してみようと思います。
あとは台湾で起業を目指す人の参考になる話を。
今まで売れたラーメンの数は?
冒頭にもあるように7ヶ月経過しました。
いままで売れたラーメンの杯数は?
今まで食べてもらったラーメンは19,479杯です。
自分でもびっくりするぐらい多かった。
でも台北市の人口は約230万人なのでたった8%ぐらいの人にしか食べてもらってませんね。まだまだです。
(もちろんリピータさんがいるんですけど)
売上は?
うちは3種類のラーメンのほか、からあげが主力のサイドメニューです。
あとはラーメンのトッピング、ドリンクなどシンプルです。
そんな感じのメニュー構成で、売上金額は半年間で394万元。日本円にすると1,500万円ぐらいですね。(席数は52席)
1,500万・・・あれ?お金全然残ってないけど。。
原価は?
お店全体の原価率は37%と高めです。
台湾で日本の食事を出そうと思うと、日本の調味料を使うことになることが多くそこがネックです。
台湾で飲食店を起業しようと思っている方は、日本の調味料に依存しない、日本の味が作れると強いと思います。
日本って調味料が本当に素晴らしい。
あと、思っているほど台湾は物価が安くありません。
野菜などで物によっては安いものがありますが、日本と同じぐらいと思ってOKだと思います。(台北市のケース)
利益は?
これあまり言いたくないですけど、ぶっちゃけ赤字月もあります。
というものの、台湾は設備トラブルが本当に多いです・・
いままで何回もエアコンはこわれてますし、ガス設備も故障しました。
挙句の果てには電気まで断線して店内の電気が全部落ちました(冷蔵庫ーーー!!!って)
結局電気はおおもとの計測機器の修理で半日で復旧出来ましたがこんなことが日常茶飯事です。
トラブルが起きるたびに数万円単位でお金がかかりますし。。
前向きに考えると、こういったトラブル対応の費用や、設備投資(エアコンとか内装)を利益でまかなえてるのかなと思ったりしてます。
海外で起業する場合少しぐらいのトラブルで動揺していると、精神がもたない。
神経質な人はまじでやらない方がいいと思います。
あと、日本と同レベルの対応を業者に求める人も無理だと思う。
台湾で起業して1番成長したのは心の余裕
ラーメン屋を開業して7ヶ月経ち、精神的余裕がかなり出てきました。
また1日1日の売上に一喜一憂することもなくなりました。
2ヶ月目とかは資金繰りで夜も眠れない時が本当にあったんですが、今は熟睡できてます。
起業をするということは不安と戦う毎日になるんですが、
その不安を軽減させるのはやっぱり目の前のお客さん、スタッフに全力で接すること。
- 一人一人のお客さんにまた来てもらえるように目を合わせて、「謝謝!」と言うこと、
- ラーメン1杯1杯の品質を同等に保つ努力をすること、
- 社員スタッフ一人ひとりの将来のために今身につけてほしいことを考えて接すること、
- 台湾人っていう一括りでその人の性格を判断せずに出来るだけ客観的に見ること
などなど。
自分は正しいことをやっている!と思える毎日が精神的余裕を産んでくれています。
ここまでやってお客さんがこないなら本望ですし、居なくなられると困るスタッフに他の会社に転職されても「あの人は自分のことをよく考えてくれてた」と思われる自信も有ります。
業務が回るようになったことの慣れからくる余裕もあるとは思いますが、根幹には「俺はやることやってる」の自信が支えてくれてます。
結局不安を払しょくするのは日々を頑張ることが1番の方法なのかなぁ、と。
スタッフにこういう話を伝えたくて「俺は器が大きくなった」って言ったら「だんだん適当な台湾人になってきただけ」って言われちゃいましたけどね・・・笑
以上、台湾でラーメン屋を開いて7ヶ月経過後の売上や利益などの情報でした。