
台湾で武藤拉麺を経営しているデグです。
ラーメン屋さんっぽい投稿です。
最近まぜそばをメニューに加えようと試作しております。
台湾の夏は非常に暑い
ところで台湾の夏の暑さはご存じですか?
台湾は毎日が最高気温40度が当たり前の常夏です。
それ以上にキツいのが、夏の長さ。
いま4月になったばかりですがすでに31度。
8月〜9月に向けて40度近くまで上がり、そして11月の中盤〜終わり頃にようやく20度台に戻ります。
夏が嫌いなぼくには厳しい国です。(なんで台湾にいるのだろう)
スープなしの一品が欲しい!
そんなわけで、とても暑さが厳しい台湾の夏。
冷やし中華でも始めようかと思ったのですが、スタッフから不評でした。
なのでませそばをやろうとかなと。
どうして、まぜそばか?
そりゃあもちろんぼくの出身である名古屋に「台湾まぜそば」があるからですよ!!!
麺屋はなび | 名古屋市に本店を置く台湾まぜそば発祥のラーメン屋
名古屋にある台湾まぜそばは知る人ぞ知る名古屋名物です。
台湾ラーメンが派生してできた一品なんですが、全く台湾関係なし(笑)
しかしこの台湾まぜそば、侮る無かれ。
大ブームを東海地域で引き起こし、麺屋はなびは連日行列です。ぼくも食べに行った時は30分待ちでした。
2015年には東京に進出しておりますね。
今年大流行中!東京都内の「台湾まぜそば」本当に美味しい有名店5選 | RETRIP
台湾で「台湾まぜそば」を再現
というわけで台湾で台湾まぜそばを作ってみたんですよ。
見よう見まねのこんな感じです。レシピはクックパッドにたくさんありました。
日本の調味料は凄いもので、5回ぐらい試作を重ねで色々やってくと、どんどん美味しくなるんです。
しかし、麺があいません。
しかも台湾まぜそばの味は台湾に同じような「拌麵」という料理があるせいか、台湾人スタッフから安っぽく見られるんですよね。
やっぱり台湾で出すなら、台湾人にとって全く食べたことがない味にする必要があるなということを再実感です。
台湾人にウケるように完全オリジナルのまぜそばを!
というわけで、日本の台湾まぜそばに似せるというよりは、独自のまぜそばを作ることにしました。
どんなふうに違うかというと。
こちらが本家の台湾まぜそばです。
引用:ワンコイン的食べ歩き生活。 : 名古屋の新名物「台湾まぜそば」を東京・大岡山で捕獲。麺屋こころ
それに対し、これがぼくが開発中の台湾まぜそば。
ソースの色からして完全に別モノです。
個人的にはかなりツボの一品で毎日でも食べたいぐらいです。
麺は特注!
まぜそばは麺が主役なので、今の店のラーメンの麺とはまった別のもを特注しました。
こちらなんと日本から台湾に進出した製麺所への特注です。
小麦粉も日本ブランド、作ってる人も日本人なので限りなく日本に近い麺といえるでしょう(原価・・・)
この麺びっくりで本当に美味しい。
うちのラーメンも全部この麺に変えたいところですが、現実的に厳しいのでまずはこのまぜそばで反響を見てみようと思います。
懸念材料
メニュー化するにあたっての懸念材料は2点。
- 生卵を使う
- 高い値段を取りづらい(かも)
この2点ですね。
やはり生卵を食べるのは日本独特の文化で、これだけ日本の飲食店が進出している台湾でも抵抗がある人は多いです。
しかし、探すと台湾でも生で食べられることを保証している卵業者はあります。
そこの卵を使うつもりなんですが、敬遠する人がおおいだろうなぁ、と思っています。
もう一つは値段。
混ぜて食べるという麺がすでに台湾料理にあることから、高い値段をつけづらいという懸念です。
台湾のまぜ麺、拌麵は50元(180円)ぐらいの値段なので、
「まぜそばって何だ?拌麵なのか。そんな拌麵に200元も出せないよたっかー。」
となるのが心配です。
まあ懸念ばかりしていてもしょうがないので、新商品として店で出してみるつもりです。
おそらく5月後半か、6月頃に提供開始かなと思います。
このオリジナルまぜそばを食べた台湾人のお客さんの反応をブログでも紹介してみたいと思います。
もし台湾でウケるんじゃないかっていう麺メニューのアイディアがあれば、コメントでお待ちしておりまねー!
ではまた!
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