台湾で飲食店設備のリース契約は厳しい

先日、日本の某大手リース会社の営業さんがお店に来てくれました。

その時に聞いた話です。

飲食店開業には大量の資金が必要

飲食店を開業するときってとにかくお金が必要なんですよね。

特に厨房設備、内装が費用の多くを占めます。

今回のぼくの店では500万円以上使ってますけど、その中の70%は厨房と内装の2点です。

資金が掛かり過ぎるの台湾でリースってできないのかなと思ってた矢先でした。

リース契約とは

リース会社といえば日本でいえばオリックスがダントツの知名度ですよね。
あとは東京センチュリーリースとか。

台湾にも支社があります。

台灣歐力士

統一東京股份有限公司|海外拠点|企業情報|東京センチュリーリース株式会社

台湾の飲食業はすぐ潰れる

リースとかできたら2店舗目も年内に考えられるなと思ってて、営業さんに色々聞きました。

結果、台湾では飲食業設備(冷蔵庫とか)のリースは無理のようです。

日本でそこそこの規模の会社が店舗まるごとのリースを検討してやっと出来るかどうか?ぐらい判定が厳しいとのこと。

 

これは台湾での飲食店の潰れやすさが影響しているらしいです。確かに台湾の飲食店に金とか貸したら貸し倒れだらけだろうな・・・

どれぐらい飲食店が潰れるか?

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ちなみにどれぐらい店が潰れるのかというと・・・

ぼくが店をやっている「江南街」は500mぐらいの飲食店街なんです。

この江南街で潰れた店を数えているんですけど、2014年9月からの10ヶ月で9店も潰れました。(未確認含めたらもっと多い。)

 

500mの通りの中、10ヶ月で9店も潰れるんですよ?
ありえないぐらいコロコロ店が変わっていきます・・・。

工事業者儲ってるんだろうなー。。。

この江南街が激戦区だからというわけでもなく、台湾(台北だけか?)では飲食店が本当によく潰れます。

台湾で起業するなら全て現金で用意

話が少し脱線しましたが、台湾で起業する際にはリースは使えません。

リースもそうですし、銀行からの借り入れも個人レベルの開業であればほぼ不可能。

台湾で飲食店をやりたい人には多額の現金が求められることは間違いありません。

日本の銀行からお金を借りて台湾へ・・・のパターンも厳しいと思われます(僕は審査通らなかった)

 

多額の現金が必要」このことを念頭において台湾での飲食店開業を検討するべきです。

僕も2店舗目を早く視野に入れたいんですが、資金の問題が解決しないことには現実的じゃないなと思う日々です。

ではまた!

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  • 最低利益率と最高利益率について
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そのほか購入いただいた方からの質問の回答なども盛り込んでいます。

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-2019年10月-
ラーメン屋2号店を立ち上げるも4ヶ月で撤退。その理由は?損失額や反省、教訓を公開しました。

【目次】

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  • 第三部:2号店失敗の分析、これから開業する人に知ってほしい教訓
  • 番外編:5年の経験と2号店の失敗を経ての「海外ビジネスの難易度」

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