もし「不満」と「不安」どちらかと付き合うなら、あなたはどっちを取る?

ぼくには前職の会社を辞めるきっかけになった話があります。

でぐちゃん、もし不満と不安だったらどっちが受け入れてもいいなって思う?

前職の先輩がこんな話をしてくれたんです。

新しいことを始める時にためらってしまう人や、自分がなにをしたいのか?という悩みをもつ人に、一度考えてみるきっかけになると思うので紹介してみます。

不満と不安とは

当時の先輩とぼくは共にコンサルタントという名の営業マンで、毎月のノルマと終わることのない格闘をしておりました。

よく飲みにいったりして上司や組織の不満をネタに盛り上がるという、お決まりの量産型サラリーマンです。

 

ある時、先輩は「俺は独立する」という話をはじめ、今回の不満と不安の話になりました。

会社・上司に対する「不満」

サラリーマンである以上、ほとんどの人が組織や人間関係の不満と付き合っていかなければなりません。

ぼくらは毎日このような不満を抱えながら仕事をしていました。

  • 根拠の薄い毎月の売上目標はどうにかならないのか
  • 自分の売りたくない製品を売らないといけないの?
  • 上司によって自分の行動評価が180度変わるのおかしくね?
  • 部署異動が叶わない
  • 延々と繰り返される同じ内容の仕事(飽きた)
  • 無意味と思える管理資料の作成
  • 無意味と思える日報の提出と圧力(日報読んでる?)
  • やたら多い飲み会(帰りたい)
  • 挨拶まわりという無意味なイベント
  • 定時に帰りにくい雰囲気
  • いつ転勤になるかわからない、上司の会議の結果待ち
  • 自分がいなくても何も影響がなさそう
  • 副業禁止

数え上げるとキリがないくらい不満が出てきました。

サラリーマンであれば、同じような不満を感じている人は多いのではないでしょうか。

起業した時の「不安」

もし自分で独立・起業するのならばサラリーマンの時の不満は一気になくなります。

やること、人付き合い、管理、朝起きる時間まですらすべて自分で決めることができるのですから。

 

しかしそれと引き換えに大きな不安と付き合っていくことになります。

例えば独立したとしてどんな不安があるでしょうか?

  • 本当に稼げるのか?
  • 未経験で通用するのか?
  • 失敗して借金が残ったらどうするのか?
  • 本当にいまの会社の待遇を捨てていいのか?

などなど、こういったことが湧いてきます。

もし既婚や子どもがいる場合の不安はこの比じゃないぐらい大きいものになりますよね。

不満と付き合うか、不安と付き合うか?

このように「不満」と「不安」が表と裏のような関係になっている上で、自分はどちらを選ぶ?という話が当時の内容でした。

自分ではかなりの衝撃を受け、かなり視界がクリアになったのを覚えています。

 

結果、自分はそれから退職願を出すことに時間はかかりませんでした。

不安と引き換えに自分の人生を決定できる

この話から、ぼくは自分の気質とサラリーマンというこの2つがミスマッチを起こしていることに気がつけたんです。

大学を卒業して就職するという世間の大きな流れ。

 

これにのって自分の人生を「考えること・決めること」を放棄してしていました。

 

その結果、数えきれないぐらいの不満が。

もともと少しぐらいの不安があってもとりあえずやってみるという性格の自分には雇われるという形が合わないことは分かっていたはずなのに。

色々な失敗を経験

もともと自分は色々なことにチャレンジして多くの失敗もしてます。

大学生時代は自分のネットショップで・・・・

でぐ
夏のセール価格でスキー用品たくさん仕入れて冬に売れば儲かる!

と50万円分ぐらいのスキー・スノボ用品を大量に買い込み、いざ冬になったら全然売りさばけない失敗。

 

社会人になっても・・・

でぐ
これからは投資の時代や!トレーダーになるぞ

リーマンショックで社会人1年目のボーナス全部なくなりました(w)他にはiPhoneアプリ開発にトライするも全然稼げなかったり。

 

台湾にきても・・・・

でぐ
いまの店の設備では夏を乗り越えられない・・・。ラーメン屋からとんかつ屋に転向だ!

店の売上が半減しました。(w)

 

全部いまとなっては全部笑い話なんですが、当時は青ざめてました。

でもこうやって自分でやろうと思って決めて実際にやる、その結果を全部自分で受け止める。

そんな先の見えない不安と付き合っていくスタイルがぼくには合う、それが分かっていたはずなのに。

 

何も考えず、大学卒業したから就職〜と何も考えずに流されて、異常なまでの不満を抱える毎日をおくることになったんです。

正しいのはどちらでもなく「自分で決めているか?」

不安と付き合い、リスクを抱えながら生きると決めたのはぼくのケースです。

これが正しいというわけではありません。

  • 組織に属する不満と付き合いながら、毎月の収入には不安がない雇われをやるか?
  • 来月・来年が見えない不安と付き合いながら、雇われの不満と無縁の起業・自営をするか?

この2つをしっかり自分事として考えれば、進む道は自然に決まるのはないかと思います。

  • 不満があっても、それを乗り越えて昇進・昇格を目指せるひと
  • 不安にケツを叩かれながら、折れることなく毎日もがけるひと

何が正解なのかは自分で決められるはずで、人に相談するようなことじゃありません。

自分のことは自分が1番分かるはず。

毎日の忙しさに追われて、自分の人生を自分で決めることを放棄して不満や不安に愚痴っていたら不幸になるだけです。

 

組織に属しながら働いている、自営業をしている、会社経営をしている、色々な人がいますよね。

もし自分の人生こんなはずでは・・というモヤモヤを毎日抱えているのであれば、不満と不安のバランスを一度考えてみてはどうでしょうか。

 

ぼくは自分の人生を100%自分で決めたいです。しょうがないから不安と一生付き合っていこうかなと前向きですよ(笑)

台湾人嫁ボニーのコメント

ボニー
ボニーにとって安定な収入がないと不安→金に対しての不安は結局不満になる(自分望んでる生活ができなくてw)
浅いボニーにとって金があればなんでもいいです!ψ(`∇´)ψ
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