
まだまだ30度超えの台湾。
どうも台湾で武藤拉麺を経営しているデグです。
武藤拉麺初の冷やし系メニュー
さて、常夏台湾ですら夏が終わりかけているこのタイミングで冷やし系メニューをリリースしました。
その名も「日式怪味涼麵」です。
日本語風にいうと、「怪味ソース冷やしまぜそば」ですかね。
4月頃にコレを書いて、もう9月になっちゃいました・・・。
怪味ソースって?
怪味ってなによ?と思いますよね。
実は2015年日本で大流行するだろうと言われてて、全く大流行しなかったソースです。
実はこれ、中国の四川省が発祥の混合調味料とのこと。最近ではテイクアウトの唐揚げ屋さんにソースが置かれたり、中華料理のタレを扱うメーカーから販売されたりとじわじわとその名を轟かせ始めているのです。確かに今年、大流行する気配をビシビシ感じます!
食べるラー油ポジション狙って爆死したやつですね。
武藤拉麺では、以前このソースをからあげにかけて出すメニューがありましたので怪味ソースを作るノウハウがありました。
このソース本当においしくて、麺にからめても合うんですよ。
ならばいっちょ麺料理に応用してやろう!・・・ということで開発したわけです。
こだわったところ
さて、この日式怪味涼麵ですが開発に2ヶ月以上かかっております。
あーでもないこーでもないと作ってる間に夏が終わったのが悔やまれるところですねほんと・・・
メニューを作る際にこだわったのは
- 麺
- 肉そぼろ
- 卵黄
この3つです。
麺はこのメニュー専用の特注麺です。
多加水の平型麺でモッチモチ!麺だけ食べても本当に美味しい。
太めの麺なのでソースが良く絡みます。
この麺、実は台湾にある日系企業に日本の製粉を使って売ってもらってるんです・・・!
値段も他のラーメンに使ってる麺の3倍。
クォリティあげたら値段が跳ね上がりました(汗)
肉そぼろもこのメニュー用に作りました。
台湾にある調味料だと、なんだか魯肉飯になっちゃうので日本の調味料を帰国したときにしこたま仕入れてきました。
このそぼろ肉だけでご飯イケますね。
そして3つ目の卵黄。
台湾で生卵つかっちゃいました!
台湾って生卵を食べる習慣ないんですよ。なので生で食べられるものがあんまりありません。
あんまりじゃなくて、殆どないですね。
一応いま取引してる業者に
「生で食えるー?」
ときいたら
「おう!もちろん食えるよ!」
とか軽く言うんですけどいまいち信用できません。
自分でも生で食ったんですけど特に異常はなし。
しかしお客さんに出すのはな〜・・・と卵を使うのを悩んでおりました。
しかし日本食が進出するなか、卵かけご飯や、焼き鳥の月見つくねなど、生卵が料理に使われるようになってきましたので生で食べれるよ!と保証する業者もありました。
この業者です→勤億蛋品科技
仕入れようとしたら最低発注量は200個!
冷蔵庫に入らねーよと思い、交渉したらスーパーにも卸してるから自分で買ってきてくれという解答。
ああこの対応なんか台湾ぽい。。。
なので休みの日に、この卵を取り扱ってるスーパーに買いにいっております。
「日式怪味涼麵」ぼくが店にいるときのみ提供しています!
さてさて、色々開発に苦労したこの日式怪味涼麵ぜひ食べてみてください。
お値段は250元、日本円にすると850円です!
ただし、注意がありましてぼくが休みの日には提供しておりません!
すみません。
少々作り方が複雑なものですから、ぼくだけが注文を受ける、という形でやっております。
来年の夏には、毎日提供できるようにオペレーションを簡素化しておきたいと意気込んでおりますのでご容赦くださいませぇええ。
fa-comment-o台湾人嫁ボニーのコメント
家でも食べたいって旦那にリクエストしたw