
人材不足を迎え涙目。
どうも台湾で武藤拉麺を経営しているデグです。
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ついに武藤拉麺は・・・・
ついにこの日がきたか。
武藤拉麺は2014年9月にオープンしもうすぐ3年目を迎えます。
そして、2016年8月末ついに最後のオープニングスタッフメンバーが退職することになりました。
アルバイトは大学の卒業を機に。社員の子は日本へ行ったり、と。
そんな感じでオープニングスタッフが少しずついなくなっていきました。
最後まで残っていたのは、最初に雇った社員の子です。
彼はめでたく(めでたくない)日本へのワーキングホリデー抽選に当選し、日本へ行くため退職という運びになりました。
先日退職した、2人目の社員も他の仕事にチャレンジしてみたいという理由で退職。
明日でオープニングメンバーの社員が1人退社。もうあれから2年たったのかと思うと胸熱。
彼が言った「2年間も働いたね」という一言に台湾の国民性が凝縮されてる気がするw— でぐ@台湾 (@DEMI1202) 2016年6月25日
ただ、台湾で飲食店をやられている日本人先輩方の意見を聞くと・・・・まあよく2年もウチで働いてくれたなぁという感謝の思いがあるものの、残念な気持ちは拭えません。
というか、オープニングスタッフが全員いなくなって自分だけが残るという状況。コレがおもったよりの喪失感なんです。
ぼくの仕事は終わってないですし、まだまだやることやりたいことはたくさんあります。
でも1つの区切りが来てなんだか少し燃え尽きてしまったような気分になっています。
人手は何とななるが、質の維持が非常に難しい
武藤拉麺はこの2年間でアルバイトを含め実に30名近くの人を採用してきました。
ただ、言われたことだけをハイといってやるスタッフならアルバイト募集すれば集まるんですが質の高い人を常に在籍させるのは非常に難しいです。
(これは日本台湾にかぎらずだとは思うんですが。)
そういった意味では武藤拉麺のオープニングスタッフは非常にモチベーションの高いメンバーが集っていたと思います。
開店当初は赤字出しまくりでしたが、みんなで少しでも店を良くしようという気持ちで溢れており、サービスレベルは最高でした。
台湾でスタッフサービスを売りにした飲食店をやるのなら、人材を常に在籍させられるような努力をかなり求められると思います。
あと賃金も必要ですよね。
いや決してオープニングスタッフ以後のメンバーが悪いというのではありません。
ただ新規オープンするときのみんなの一体感、モチベーションの高さは創業当初しか出せない雰囲気であり、経営者にとってはある意味ボーナス期です。
店を運営していく経営者にとっては、オープニングスタッフがいなくなる次の運営こそが正念場なのかなと思います。
ぼくがどうしてもできなかったこと
2人の社員スタッフが辞めていくことや、過去に去っていったメンバーの話を思い出すと、ぼくは2つのことができていませんでした。
社員にビジョンを語る
これは過去3人ぐらいに言われたことがありますね。
ようは会社が今後どうなっていくのか?ということをもっとスタッフに共有すべきということです。
具体的なスケジュールということではなく、将来この会社をこういう風にしていきたい、こういう事業にも展開していきたい。
こういうことを常日頃から語ることで、メンバーの組織への求心力につながる・・・といった経営者に求められそうなことは全くもってやれていませんでした。
ビジョンを語れば人はついてくるといった単純な話ではないですが、もうすこしスタッフに自分の頭の中をさらけ出してもよかったのかもしれません。
「何を考えているかわからない」
そう思われれてもしょうがなかったかもしれません(汗)
社員を引き留める
今回辞めていく社員は、もし無理に引き留めるならあと1年は延長できたと思います。
が、それはせずに彼らの退職して次のことをやりたいという気持ちをぼくは尊重しました。
この時ぼくを悩ませたのは
「店の運営の維持が大変になる」
「次の人材をまた育てないといけない」
「ここまで良い人材はなかなかみつからない・・・」
「ぼくの仕事が激増する(涙)」
など、店長としての思い。
しかしその反面、
「同じ環境で働き続けるのは成長の妨げになる」
「やりたいことがあったらどんどん挑戦すべき」
「受け身ではなく、自分で能動的に人生を選択すべき」
というぼくの個人的な主観のせめぎあいでした。
正直彼ら2人にゴマをすって、給料上げて留意しよう・・・・と思った時期もありましたがそれはやりませんでした(給料上げる雰囲気はだしましたけど)
いまとなっては無理に引き留めなくてよかったと確信しています。
まあ、そもそもぼくも5年弱で前の会社退職したんですし。
次に向けて頭を切り替えてる人に何を言ったところで無駄っていうのは理解できていました。
むしろ、引き留めることは「次の体制を作るという経営者としての課題から自分が逃げてるだけだった」と今では納得できています。
武藤拉麺を担う時期メンバーを構築中
というわけで、次なる新体制を構築するため、オープニングスタッフ離脱の悲しみに浸るヒマもなく頑張っております。
先日のブログで公募した日本人の雇用はおかげさまで1名内定しましたので、次は台湾人スタッフを集める番です。
いままで何度か台湾人の社員は募集してきましたが、今回は本気で求人だしてます。
Facebook広告にも出稿してすでに3万人にリーチ。
いまのところ面接の予定が5件確定していますし、応募状況を見ると1名は確実に雇えるかな、といった感じです。
ブログを読んで頂いているかたも、もし知り合いの台湾人で日本語ができる子がいたら、このFacebookの求人投稿を教えていただけると幸いです!
「武藤拉麺の経営者はまっったく中国語能力ないから日本語向上にはもってこいだぞ!」という一言をそえていただけるとなおグッドです。