台湾で飲食業を起業・出店するなら9月か10月にすべき理由

台湾で武藤拉麺を経営しているデグです。

台湾で起業・出店されたい方(特に個人)への記事です。
経営者として1年半ぐらいを過ごして、ベストな時期を考えました。

結論
台湾で飲食店を開店するなら8月〜10月に照準を合わせましょう。

台湾飲食業界の規模は年々増加している

まず、業界全体として台湾の飲食業は年々売上規模が増加しています。

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綺麗な右肩上がり。
この情報は下記がソース元です。
台灣餐飲業營業額2015年11月為33465800(千元)@投資級經濟指標使用指南- STOCK-AI.COM

こちらは政府の開示情報を元に作られたデータです
政府の情報ということは、申告されている売上が情報源でしょう。

台湾では、売上申告しない自営業が非常に多いことを見ると、規模はもっと大きいものと考えて良さそうです。

売上最高月と最低月

さて、このグラフに注目いただくと一定の法則にしたがってグラフがジグザグ形になっているのがすぐわかると思います。

日本の2月、6月のように台湾でも繁忙期、閑散期があります。
繁忙・閑散期の情報は飲食ビジネスをやるものとして必ず把握しておくべきです。

最高月は2月

台湾の繁忙期は2月です。
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なお、2月がどれぐらい忙しいのか?
2月は年間を通して最も営業日数が少ないです。
にも関わらず、年間トップの売上。

理由としては台湾は旧暦カレンダーですので、2月に正月があり、正月休暇も相まって売上があがるのです。

武藤拉麺も2月は忙しかった

武藤拉麺では、旧正月は全て店休日にしました。
2月の日数の少なさ&旧正月の店休日で営業日数は19日ほどです。

にも関わらず、武藤拉麺の1年間の中でTOP3に入る売上上位月です。
2時間で100杯以上のラーメンが売れましたよ。気絶するかと・・・w

台湾の多くの会社は2月にボーナスを支給する

また、台湾では旧正月前にボーナスを支給する文化です。
大体給料の1ヶ月〜2ヶ月分の支給ですが、これをみんな気持ちよく使うんですよね。

それも先ほどのグラフに顕著に反映されていますよね。

最低月は4月

それに対して売上が最も下がる月は4月。

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見事なほどガクッと下がりますよね。
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日本でいう2月に当たる月ですね。
年末年始の散財で財布の紐が硬くなる時期が台湾では4月にくる、と言えそうです。

武藤拉麺は影響ナシ

台湾全体の情勢では4月は売上月が下がるものの、武藤拉麺での影響はありませんでした。

これは、武藤拉麺がビジネス街に位置する場所で営業しているのが要因であると考えられそうです。
非常にサラリーマンが多い地域のランチ街で出店していることの強みの1つともいえますね。

こういった4月の売上下落の影響を受けるエリアは繁華街でしょう。

人材調達に適した時期も把握しよう

台湾で、飲食店を出店するのならば上記の繁忙・閑散時期に加えて、下記のイベントには注意を払いましょう。

  • 大学生の卒業は6月
  • 正社員の離職が多いのは3月〜4月

そう、人材の集まりやすい時期です。
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アルバイトの集まる時期

アルバイト候補の大学生を確保するには、年次の変わる7月〜8月が狙い目です。台湾の大学は6月で学期が終わります。

大学生は一斉に夏休みに入り、9月から新年度が開始します。
この新年度が始まる前にみんなアルバイトを探すので、大学生を集めるならこの時期がベターです。

これまた運が良かったところなんですが、8月に求人活動を始めたことも重要なポイントでした。

台湾の大学は6月中旬〜9月上旬まで夏休みです。
大学生は夏休み明けの9月からのアルバイトを探すことが多いらしく、ちょうど武藤拉麺の求人活動はそのニーズにピッタリだったようです。

引用元:台湾でラーメン屋を開業するとき、アルバイト集めに1円も使わなかった話 | 0から始めるラーメン屋 in 台湾

実際に武藤拉麺でもこのやり方でオープニングメンバーを揃えることに成功しました。

キャリア組の転職時期

キャリアの中途採用を狙うのであれば、3月〜4月です。
台湾では2月にボーナスがあるため、この直後に転職をする社員が非常に多いです。

日本だと夏と冬のボーナス、2回でボーナス退職の時期がバラけやすいのですが台湾は2月しか無いためこの時期に極端に集中します。

戦略的に出店するのならば・・飲食店起業・出店の年間スケジュール

以上の売上・人材調達の面を踏まえて台湾での飲食店出店は下記のような年間スケジュールで進めるのがいいのではないでしょうか。

4〜6月頃 物件探し→物件確定、正社員募集(日本語可能な社員)

7月頃 施工開始〜アルバイト&正社員募集(現場担当の社員)

8月頃 開店準備、オープニングメンバー教育、商品開発

9月頃 プレオープン・本開店

10月頃 アルバイト補充・調整

2月 売上ピーク&ボーナス支払い

3月 キャリア有りの正社員募集

イメージとしては、秋口に開店し、スタッフの育成、料理&サービスレベルを繁忙期に備えて上げていく、といった風です。
これは、2月を精鋭のスタッフで迎え、最小の人件費で機械損失を出すことなく、大きく利益を狙うためです。

まず日本語が堪能な台湾人探し

また、春に雇う最初の社員は日本語ができる人材を優先的に探しましょう。
もし仮に自分が日本語ができても台湾人は雇うことを薦めます。

開業に伴う仕事には、専門用語が多く、日常会話ができるぐらいの語学力では役に立ちません。

また、店舗設計、施工、仕入先探し、人材募集、メニュー作り、備品購入、あらゆる面で通訳が必要です。
いちいち通訳に頼んだり、翻訳に出すぐらいなら高めの給料を出してでも日本語可能な台湾人社員を探したほうが時間的にも、金銭的にも低コストにおさまります。

ぼくはここで1番最初の社員を15万円以上払って、紹介してもらいましたがそれをはるかに超える仕事をしてもらえました。

売上の良い2月に口コミが左右される

売上の良い2月に合わせて開店してはダメなのか?

ダメです!
2月が売上がいいからといって2月にオープンしても、サービスレベルが低く混乱し、Facebookで悪評を書かれまくるだけです。

人がこちらの望む水準に、育つには最低でも2ヶ月は必要。
もっとも人が来る時期は、もっとも口コミを増やすチャンスであります。最高のメンバーをこの時期までに用意!

そして、人員調整(退職や補充)は、3月以降に行いましょう。

まとめ

以上、「台湾で飲食業を起業・出店するなら9月か10月にすべき理由」でした。

どうでしょう?
この年間スケジュールは結構理にかなっていると思いませんか。

手前味噌で恐縮ですが、武藤拉麺は本当に運良くこのスケジュールどおりに進めることができ、繁忙期に良いサービスを提供出来ています。

日本にすでにノウハウがあるチェーン店ならば問題無いですが、個人レベルの起業は商品開発に非常に時間がかかります。
仕入先探し、試作、試食、味の調整を幾多もして、プレオープンからも調整が続き、メニュー数を増やすのも相当な労力です。

加えて人材の問題も取り組まないといけないのですから、春先から準備をするのがいいと思うのです。

その他、この記事では書ききれないことはたくさんあります。
立地、資金、台湾人の好むメニュー、賃金金額・・・などなど。

大変ですが、台湾での起業はチャレンジする価値が大いにあると思ってます。
相談にのりますので、本気でやりたいかたはいつでも連絡どうぞ!

ボニーのコメント

ボニー
ボニーも日系飲食店の本部で3年間半勤めた経験があるし、ボニーに相談してもいいよ ♡

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台湾でラーメン屋を起業して3年目を迎えました。
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